>>30 原子は、原子核と電子でできています。
電子はマイナスの電荷を帯びており、原子核を構成する陽子はプラスの電荷を帯びており、
電磁気力で引き寄せ合っています。
もっとも簡単な原子は水素で、原子核は陽子1個だけ、その周りに存在する電子も1個だけです。
ヘリウムは原子核に陽子2個(と中性子2個)、周りの電子も2個。
リチウムは原子核に陽子3個(と中性子4個)、周りの電子も3個。
…
と増えてゆき、自然界に存在する最も大きい原子はプルトニウムで
原子核に陽子94個(と中性子134〜153個)と、周りの電子が94個。
一個の原子はどれも陽子の数と電子の数が等しく、全体として電気的に中性となります。
ここで問題になるのは、陽子と電子はプラスとマイナスで引き寄せあうから原子になる、で良いとして、
プラスの陽子どうしが寄せ集まって原子核になっているのはなぜか?プラス同士で反発しあう筈です。
ここで陽子どうしを繋ぎとめているのが強い力です。
電磁気力による斥力(反発し遠ざかろうとする力)にうち勝つ引力を持っているので、電磁気力よりも遥かに強い力です。
また、陽子は3個のクオークでできています。
この3個はそれぞれプラスとマイナスの電荷を帯びており、3つの合計が+1になります。
これらのクオーク同士を結び付けているのも強い力です。
(中性子も3個のクオークで出来ていますが、こちらの3個の電荷の合計はゼロです)
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